家族葬はるか葬儀メモリー「20年ぶりの…」

2017年10月4日

参列者数 : 25名
葬儀プラン : 家族葬お花いっぱいプラン
通夜実施日 : 10/2
葬儀実施日 : 10/3
葬儀場所 : アーバンはるか会館

 

「おい」と呼んでいた夫、それに「はいはい」と答えた妻。夫婦として歩んできた日々の中で奥様の名前を呼ぶことはなかったそうです。

それだけ人のために動き、働き、尽くした人。おだやかなお人柄は、まわりをらくにさせました。心やさしい母のもと、4人の息子さんたちは、のびのび育ちました。

それぞれが家庭がもち、家族を作りあげていたころ、故人さまは病に倒れ、長い闘病生活が始まりました。

ご主人は自身の生活を整えながらも奥さまのいないさびしさはつのったことでしょう。

夫婦はお見合いで結婚をきめました。誰も来てくれないと思っていたご主人のもとにこころよく嫁いでくれた妻。家を訪ねたとき、弟の服のほころびをなおす姿をみて、やさしい人だと思い、結婚を決めたそうです。

病に倒れてから、みつかった手紙。
それは故人さまへ、お友達からの言葉でした。息を上がらせて、通学の待ち合わせ場所に走って来た故人さまにご友人が尋ねました。
どうしてそんなに急いでいるの?と。
朝から家の手伝いをして働き、学校の時間になって走って来たとのこと。
あなたはずっと家族のために尽くしてきたんだからゆっくり休むのよ…という、ご友人のお手紙でした。

のんびりしていて、でも、はたらきものでやさしい妻。あったくて、おだやかでもの静かな母。

はたらいて はたらいて はたをらくにした人。

今は感謝でいっぱい、ありがとうの気持ちでいっぱい。

 

 

〜お別れエピソード〜

お別れ式時にスタッフが目の見えない喪主さまのお手をお取りし、故人さまのお手とお繋ぎしました。その後、お顔や額をお触りになり、「冷たいのぉ」「これが鼻かい」「20年ぶりに触ったわい」と目を真っ赤にさせておっしゃっていました。棺をお閉じするまでずっと故人様のお顎を撫でられていました。周りの方々もその瞬間は自然と少し棺から距離を置いて故人様と喪主様で繋がる時間をお作りしていただきました。また、お別れ式の間、今まで故人様を名前で呼んだことがないという喪主様がお名前を呼んで故人様に話しかけられている姿が印象的でした。

 

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