家族葬はるか葬儀メモリー「たった一つの命だから」

2020年7月6日

葬儀プラン:はるか葬お花いっぱい10
葬儀実施日:令和2年6月24日
葬儀場所:はるか会館
葬儀人数:7名


 

こんなにも強い人を
こんなにも優しい人を
こんなにも一瞬一瞬にありったけの力を注ぎ、懸命に生きた人を
私は知りません


命の宣告を受けてもなお
それまで以上に力強く生きた一人の女性の軌跡をお届けします

 

 

 

娘様は言いました。
「自分のことよりも周りの人のことを大切にしてきた人」


いつもどんな時も
母のその在り方は変わる事がありませんでした。
自分の方が辛いはずだったあの時も・・・。


「なんであんたが泣くんや」
病気が発覚し、泣き崩れる娘様。
その姿にあなたが紡いだ言葉です。
暗い空気を好まないあなたは、そんな雰囲気が場を覆いそうになるといつもそこを明るいものへと変えてくれました。
陽だまりのような優しさで、どんな時も周りの人たちのことを気にかけてくれたのです。

また、お料理が得意だったあなたは、いつも美味しい手料理を食卓に並べてくれました。
お節料理も毎年あなたが腕を振るいます。
月日が流れても変わらない年末のあなたの時間の使い方。
やがて、娘様も結婚。子を持つ母となりました。
ずっとあなたに教わりたかったというお節料理。
しかし、幼子を抱える娘様にとって台所で長い時間を費やすことは難しく、もどかしい年の暮れを過ごしていたのでした。
ようやくその夢が叶った今年のお正月。
それは、楽しくて、尊くて、優しい時間でした。
あなたも胸を撫で下ろしたことでしょう。
また一つ、実現する事が出来たと言う充足感に満たされて。

 

 

命の宣告を受けたのは、一年ほど前だったと言います。
それからのあなたは今まで以上に精力的に、そして、大切に時間を使うようになりました。
悲しんだり、落ち込んだりする姿を家族に見せる事はありません。
「痛い」「辛い」といった弱音も吐きません。
それどころか、看護師さんや先生に元気を与えるほどの心の豊かさ。

やりたいことは全て実現させてきました。
写真を撮られることは好きではなかったそうですが、抗がん剤の治療が始まる前に、と家族で写真を撮りに行きました。遺影写真の準備です。
会っておきたい人たちを集め、パーティも開きました。
お墓詣りにも行きました。
飛行機に乗りたいと言う夢も叶えました。家族で東京旅行へ。
手紙も書きました。自分が居なくなった後に読んでもらう家族への手紙。


一日を一生とし、限りある命を精一杯生きてきた一年。
あなたらしく、日々を楽しみ、大切な人たちのことを想いながら過ごしてきた確かな一年。

周りの人たちの幸せがあなたの幸せだったのでしょう。
生きがいだったのでしょう。
だから、与えても与ても枯れることのなかった無償の愛という泉。


多くの幸せを託して、あなたは空へと続く階段を上って行きました。



 

ご家族様のお気持ちをお手向けいただきました

たった一つの命だから・・・
あなたなら、この言葉の後にどんな言葉を続けるのでしょうか




たった一つの命だから
大切な人のために精一杯生きたい


あなたとのご縁をいただき、そう心に刻んだ一日でした


ご縁に感謝いたします

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