葬儀プラン：家族葬プラン
葬儀実施日：10月5日
会葬者数：5名

～ナレーション～

それは突然訪れました。あなたとの別れの日。

あなたは今、何を想い、何を見つめているのでしょうか。

黄金色の絨毯が広がっていました。豊かな緑、耳を澄ませば聴こえてくる自然の音、心和む風景。

あなたの見つめていた景色を

生きてきた場所を

今日知ることができました。

共に語り合うことは叶わなかったけれど、兄弟3人、同じ時間を過ごしました。

優しく穏やかな人でしたね。

その真根は幼子たちにも伝わっており、慕われていたあなた。

いつもいつも美味しいお米を自宅に届けてくれました。

農業に携わる父と母の背中を見つめ、やがてそれを自分のものとし、歩んできてくれたあなた。

それは重たくありませんでしたか？

しんどくはありませんでしたか？

雨や風、台風ともなれば稲を心配し、気を揉んでいたことでしょう。

あなたが米作りに割いた時間。それは自らの命を削ってきた時間なのです。

ほんとうに本当にありがとう。

私たちはあなたの命をいただいていたのですね。

あなたと過ごした今日という日――。

兄弟3人でドライブをしたこと――。

やさしく、あたたかい想い出となりました。

これからは、風となり、星となり皆さまを見守ってくださることでしょう。

ありがとう。

今日という日を私たちは忘れません。

～エピソード～

最後のドライブ

葬儀の朝、故人様とご兄弟に霊柩車にご乗車いただき、
自宅会館間をドライブしました。
兄弟三人での時をかみしめていただきました。