家族葬はるか葬儀メモリー 「歩く」

2019年12月20日

葬儀プラン:一日葬
葬儀実施日:令和元年12月11日
葬儀場所:アーバンはるか会館
会葬者人数:9名




行くと決めたら行く。
やるときめたらやる。

それがあなたの生き方でした。

 

「今日はここへ行こう!!」
そうと決めたらあとは行動あるのみ。
朝早くから支度を始め、一日の始まりの扉を開けるのでした。

 

あなたと言えば、
”歩く”。
普通に考えると交通機関を使うであろう距離も、自らの足に頼るのです。
黒瀬の自宅から、娘様の暮らす広島市内まで、”歩く”。
バスや電車を使うこともあるけれど
最初から最後までそれらに頼ることをせず、”歩く”。
自宅から三原まで自転車でわだちを刻んだこともありました。

 

頑張り屋で働き者、常に一生懸命な人でした。
二人のお子様の母であるあなた。
陽が昇らないうちから、いつもあなたの一日が始まっていました。
家事に、農業に、内職に…。勤めに出ていたこともあったそうです。
「母に伝えたい事があっても、いつも動き回っていたから姿が見当たらず、中々伝えられなかった」
幼い頃の想い出を懐かしみながら、お子様は教えてくださいました。



大地を踏みしめ、力強く真っ直ぐに歩んできたあなた。
やがて別れが訪れます。
ご主人様の旅立ち――
十五年程前の事でした。
それから一年も経たないうちに病という困難があなたをおそいました。
不自由な日々に知った”当たり前という幸せ”。

そんな毎日に大きな力を与えてくれるものがありました。

”お孫さんの存在”

手紙を書き、会いに来てくれるのです。
真っ直ぐで優しい心をいつも届けてくれるのです。

「孫が私の馬力」
そう言って、もらった手紙を嬉しそうに家族に見せてくれていたあなた。
手紙は、おばあちゃんのお守りだったのでしょう。
三人の笑顔があなたの幸せであり、生きがいでした。



人としての在り方をその背中がいつも教えてくれていました。

道に迷ったとき、目指す場所が分からなくなった時、
あなたと過ごした日々が、力となり背中をおしてくれることでしょう。



「よく頑張ったね。一生懸命やってたね。
 ありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです」

お子様からあなたへ言葉の花束をおくります。

 

三人のお孫さんが中心となり、色とりどりの鶴やお花を折っていました。
手紙を書き、想いを折り込んだ鶴もあります。




西の彼方にあるという極楽浄土。
きっとおばあちゃんは歩いてそこへ向かうのでしょう。

今度はお孫さんからおばあちゃんへお守りを託します。

おばあちゃんに靴を履かせてあげているお孫さんたち。
忘れられないおばあちゃんとの最後の想いでです。



蓋のついた瓶には、おばあちゃんには欠かすことのできなかった靴を。
羅針盤はおばあちゃんがいる西を指しています。
今日という日が大切な一日となりますように…
そんな願いを込め、想い出を形にさせていただきました。
三枚のカードには、お孫さんたちに未来予想図を書いて頂きました。
おばあちゃんへ誓う”夢”です。
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