東広島医療センター入口前家族葬ホール
お知らせ
News多くの趣味を持っていた人でした。
デイケアで楽しく歌っていたカラオケ。
裁縫も得意で、お孫さんの洋服を編んだり、ご長女様の着物も作ってくれました。
漢字もお手のもの。アナタに聞けば、なんでも答えてくれます。
手作りの筍の煮物、きゃらぶき…。美味しかった。
お友達と旅行も楽しんでいましたね。
八十八ヶ所巡りにも行きました。
親子三代で訪れた沖縄の地。金属探知機事件…。
思い返すと、思わず顔がほころんでしまいます。
人生に多くの楽しみを持っていましたね。
自分で自分を喜ばせる術を知り、
その人生に責任と覚悟を持っていた人。
それがアナタの強さであり、優しさであったのかもしれません。
人間にとってもっとも幸せなことは、この四つだといいます。
愛されること
褒められること
役に立つこと
必要とされること…
おばーちゃんに聞けば、
なんでも答えてくれ、なんでもしてくれたそうですね。
みんながアナタを頼りにしていました。
それが どれほどアナタを強くしてくれたことでしょう。
どれほど満たされた気持ちにさせてくれたことでしょう。
どれほど生きる意味を感じさせてくれたことでしょう。
幸せな92年であったに違いありません。
迎えた旅立ちのとき――。
懐かしい人の姿はもう見えているのでしようか。
「お父さんと仲良くしてください」
ご家族様よりおくる言葉です。
別れはアナタがくれた最後のおくりもの。
私はここに生まれて良かった。
楽しい人生だった。
そういって頭を下げてお礼を言えるような人生を送ってほしい…。
それがおくりものの意味なのかもしれません。