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家族葬はるか葬儀メモリー「ツナグ」

葬儀プラン:はるか葬
葬儀実施日:令和2年7月11日
葬儀場所:はるか会館
会葬者人数:9名

 

ひ孫さんがおばあちゃんのために作った”鳳凰”




「100歳まで生きる」
それは、99歳の時のあなたの目標でした。

やがて100歳と言う節目の時を迎えます。

そして・・・
アジサイの花が雨に濡れる頃、あなたは永遠の眠りにつきました。

 





頑張り屋のお母さんでした。
大正生まれ。
激動の時代を生き抜いてきた女性です。
多くの苦労もあったとお子様はおっしゃいました。
働いて働いて、ご主人さまを、三人の子どもたちを守ってきた人生――。

大きな別れもありました。
ご主人様を早くに見送ります。

毎日そこに居たはずの人が居なくなる生活・・・。
想い出が詰まったその場所は、あたたかさを感じさせてくれる場所でありながら、同時に淋しさに襲われる場所でもあった事でしょう。

一人での暮らしは、四十数年に及びました。


一方で、多くの幸せも繋がってゆきました。
お孫さんの誕生。
ひ孫さんにも恵まれます。
何人もの幼子をその腕に抱き、成長してゆく姿を見つめてきたのでした。

”22人という命のつながり”

あなたの命はこんなにも大きく広がったのですね。






葬儀当日。
ご長男様に、お父様とお母様へお手紙を書いていただくことをご提案しました。
あなたと先に旅立ったご主人様。
その間に授かったいう三人のお子さまたちは、ご夫婦が生きた証です。
改めてご両親の存在を感じて頂ければというスタッフの想いを、ご長男様は快く引き受けて下さいました。




お花とともに、お母様の胸元にお手紙を手向ける。
そして・・・
お父様へのお手紙には、切手の代わりにご長男様の指紋を押しました。
”お母様が迷わず、お父様のもとへ行けますように”
”お母様を迎えに来て、ちゃんと導いてくれますように”
そんな想いを手紙に託して・・・。



おばあちゃんへの想いを込めて、ひ孫さんに折っていただいた鶴と鳳凰の折り紙。
折鶴にはあなたが、
鳳凰にはご主人様に乗って迎えに来てもらおう、とご家族様。






後日、アーバンはるかからご家族様にお送りするお手紙です。
ご主人様に乗っていただいたであろう鳳凰の折り紙の写真。
切手の代わりは、”お母様の指紋”です。


四十数年の空白を ”ツナグストーリー”


「お父さんにちゃんと手紙を届けたよ」


そんな意味を馳せて・・・。

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