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両親の残したもうひとつの家族愛

「故人様は決断力のある方でした。」
と語るのは、、喪主になられる故人様から見て兄の娘様。

故人様は6年前、奥様を見送ったあと
自分から施設を探して入所をされました。

病気のことも医師から故人様に伝えられた後
決まったことを、私に教えてくれる。

叔父様は亭主関白で奥様はいつも三歩後ろを歩まれる
昭和を生き抜いた方で、学校の校長先生をされていて
奥様がお亡くなりになられた後に
国から(当時の総理大臣、安倍晋三)から
瑞宝章を貰われていて
親戚の中でも自慢の叔父様だったそうです。

その勲章を奥様にも見てもらいたいと
胸に付ける姪御様である喪主様は
「親よりも親でした」と涙を浮かべておられました。

喪主様からお聞きし
「奥様に対してとにかく我慢をさせていた」と
とても後悔をされていた。
そのため、奥様が病気をされ
病院へ入院となると個室に入らせて頂き
自分もそこで生活をしていたくらい
共に過ごす時間を大事にされたそうです。

そして、奥様は先に旅立たれ
その後は、子ども様も居なかったので
頼るところは幼いころから可愛がっていた、姪御様

 

1カ月に一度だけ、買い物を頼まれて
広島市内から東広島市、叔父様に会いに行く
それ以外の用件は頼んできたことは無かったそうです。


先に亡くなられた叔母様の「七回忌法要」
親戚9名が集まり無事に執り行ったことを報告しました

しかし、故人様は参列出来ていない、、、

お葬儀のお勤めが終わったのちに
仕切り直して「七回忌法要」のお勤めを
もう一度、事情を説明し住職にお願いをすることになりました
「よっしゃ、その思いで勤めよう」と
住職も快く受けて下さり
「これは、故人様も幸せだね」と
親族の皆様も仰っておりました。

姪御様には奥様の写真を、お葬儀の日に持って来て頂き
二人が並んでお経をお聴きする姿を見て
「これで横に並べたかな?」と後悔を少しでも
取り除くかのような言葉に
参列者全員が安堵の表情でお葬儀を執り行いました。


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スタッフからの一言
少しでも故人様の心残りを姪御様が親族と共に
果たせたのではないかなと感じています。
お葬式後にも【遥公式LINE】にて喪主様より
「今頃、叔母様に会って瑞宝章を見せて褒めてもらってますね」
と、安心されたメッセージが届きました。
私達もお葬式のお手伝いが出来て本当に有難く感じております

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