東広島医療センター入口前家族葬ホール
お知らせ
News葬儀場所:アーバンはるか
スタイル:一日葬
参列者:12名
仕事に一途。
釘師としてずっと仕事のことを考えていた。
夜中に釘を打ち、日中にはお店でお客様と話をし、玉が出ない人にはそっと玉の出る台を教えていた。
あなたのやさしさ。職人肌で在りながら周りには常に気を配った。
妻に一途。
退職してからは、奥様と「色々な場所」に旅行。
職人時代、仕事に明け暮れていた分奥様と二人の時間を大事に、大切にしていた。
「本当に優しい人」奥様のその言葉があなたの全てを物語る。
病に倒れ片足を失った。
奥様と二人での闘病生活が始まる。
大好きな羊かん、ビールを我慢し少しずつワガママになった。
あなたから優しさが消えていくように見えた。
でもそれは優しさがあるがゆえに自分がみんなに助けられているのが申し訳なく、悔しくなってしまったから。
奥様は悔やんだ。
二人で「石原裕次郎記念館」に行きたかった。
最後に好きなものをたくさん食べさせてあげたかった。
もっと積極的な治療を受けさせてあげたかった。
悲しくて、悔しくて寂しくて・・・
人目を気にすることない。
お母さんなりの最期の別れ。
家族のみんなは悲しさを押さえ、優しくお母さんに手を差し伸べた。
「今日は私達がお母さんの杖になろう」
私は知っている。
あなたが病と闘う私を必死に支え最善を尽くしたことを。
それはあなたにしかできなかったことであなただからこそ、あなたがいてくれたからこそ。
私は強くなれた。
今日は私から「ありがとう」の感謝をこの曲に変え「わが人生に悔いなし」
最期の別れをこの曲と共に思い出のアルバムのページをそっと閉じて・・・