とにかく厳しい親父だった。
何度怒られただろうか。
自分の間違いは小さなことでもつきつめられた。
孫にさえも厳しい親父だった。

それがみんなを見守るあなたの一つの「かたち」だったことに気づいたのは7月3日。
あなたが眠りについてから。

遺されたアルバム。
探せども探せども親父の写真が出てこない。
ほとんどがお袋の、家族の写真。
レンズの向こう側でいつも　いつも「見守ってくれていた」

親父、2日後は七夕。
27年ぶりにお袋との再開。
7日の夜に空の星を眺めながら。
今度はこちらが2人の姿を見届けよう。

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