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🏠 不動産の現状を整理する3つのポイント

〜紙とペンだけでできる、やさしい“人生の棚おろし”〜

不動産の相続というと、

 「専門用語だらけで難しそう、、、」
 「間違えたら大変なことになりそう、、、

と身構えてしまいがちです。

でも、最初の一歩でやることは、
“プロの仕事” ではなく “ご家族しかできない作業” です。

それは、

「大切な方がどんな場所で生きてこられたか」を
 紙とペンでそっと書き出してみること。

ここでは、
不動産の現状を整理するための 3つのポイント をお伝えします。

「勉強」ではなく、「確認」くらいの気持ちで読んでみてください。


✅ ポイント①

どんな不動産があるかを書き出す

まずは、思いつくままに書き出すだけでOK です。

たとえば、こんなものが対象になります。

  • ご自宅の「土地」と「建物」

  • 誰も住んでいない実家

  • アパート・マンション・駐車場などの収益物件

  • 田畑・山林・原野 などの土地

固定資産税の納税通知書や、
昔の権利証・登記識別情報のお知らせがあれば、
それを見ながら書き足していきます。

ここで大切なのは、

「漏れなく完璧に書くぞ!」ではなく
「思い出した順でざっくり書いてみよう」

というスタンスです。

まずは1行でも書けたら、それで大成功です。


✅ ポイント②

いまの名義が「誰の名前」になっているか

次に、
その不動産が、いま誰名義になっているのか をメモしていきます。

  • 故人おひとりの名義か

  • 夫婦や兄弟での共有名義か

  • 一部だけ別の方の名義になっているか

登記簿謄本まで取らなくても、

  • 納税通知書に書かれている名前

  • 権利証に書かれている名前

を見て「なんとなくこうなっている」と分かれば十分です。

これは、あとで司法書士さんに相談するときに、
“一瞬で状況を理解してもらうためのメモ” になります。


✅ ポイント③

ローンや賃貸などの“約束ごと”をチェックする

余裕があれば、次のようなことも一緒にメモしておきましょう。

  • 住宅ローンや借入が残っているか

  • 団体信用生命保険(ローンがなくなる保険)の有無

  • 誰かに貸している不動産なら、賃貸借契約書があるか

ここでも、
「分かる範囲だけ」 でかまいません。

分からないところは、
のちほど金融機関や専門家に確認していけば大丈夫です。


🌟 ここまでできたら、もう「半歩」進めています

この3つのポイントを書き出すだけで、

  • 「どんな不動産があって」

  • 「誰の名義で」

  • 「どんな約束(ローン・賃貸)がついているか」

が、ご家族の目線で見える化 されます。

ここまで来ると、

「この家は誰が住むのがいいかな?」
「この土地は売るかどうか、みんなで話してみようか」

と次の会話に進みやすくなります。

それが、
のちほど出てくる

  • 住み続けるのか

  • 売却するのか

  • 貸すのか

  • 整理していくのか

という ステップ2の“方向性を決める” 部分 につながっていきます。


🕊 遥から、ここまで読まれた方へ

不動産の紙を前にすると
「難しい話が始まりそうだ」と感じる方がたくさんおられます。

でも本当は
「この家で、どんな時間を過ごしてきたのか?」
「この土地が、誰の人生と繋がってきたのか?」
を一度振り返る、大切な時間でもあります。

一気に書ききる必要はありません。
今日は1つだけ、明日はもう1つ。
そのくらいのペースで十分です。

この「書き出しの時間」が
ご自身の心を整える時間にもなれば
こんなにうれしいことはありません。

遥株式会社
代表取締役 須賀 隆

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