東広島医療センター入口前家族葬ホール
お知らせ
News「このまま家族の誰かが住み続ける」
配偶者の方や、お子さまのどなたかが住み続けるのは、
暮らしの連続性という意味でも、とても自然な形です。
ただし、「住み続ける=何もしなくていい」ではありません。
安心してその家に住み続けていくために、
「長い説明は読めない」という方には、
ここだけ見ていただければ大丈夫です。
誰が当面住むか決めて、一文で言う
→「しばらくは〇〇が住む方向で」
家の年間コストをざっくり知る
→ 固定資産税・光熱費・保険を見て「だいたい〇万円」
名義のことを専門家に一度だけ聞く
→「住み続けたいが、名義はどうするのがよいか」
この3つができれば、
すでにかなり「ちゃんとした一歩」を踏み出せている状態です。
まず、いちばん大事なのはとてもシンプルで、
「この家に、これから誰が住むのか?」
を決めることです。
典型的には、
配偶者の方がそのまま住み続ける
お子さまのうち、一人が中心となって住む
しばらくは空き家にして、のちに誰かが入る
など、いくつかのパターンが考えられます。
ここで大事なのは、
「現時点での」候補を言葉にしてみる
他のご家族にも、その意向を共有しておく
という2点です。
完璧な将来設計を立てる必要はありません。
ただ、「なんとなく全員の頭の中がバラバラ」の状態から、
「当面は○○が住み続ける方向で」
と 一文で言える状態 にしておくだけで、
その後の話し合いや手続きが格段に進めやすくなります。
次に、お金のこと です。
住み続ける家には、こんな費用がかかり続けます。
固定資産税
電気・水道・ガスなどの光熱費
火災保険・地震保険
将来の修繕費(屋根・外壁・設備の交換など)
すべてを細かく計算する必要はありませんが、
固定資産税の納税通知書
過去1〜2か月の光熱費の明細
火災保険の通知書
などをざっと見て、
「この家を維持するのに、年間どのくらいかかっているのか」
を大まかに把握しておくと安心です。
住み続ける方が費用をすべて負担するのか、
相続人同士でどこまで助け合うのか。
ここも “正解” はご家庭ごとに違う 部分です。
森岡毅さんのマーケティングでいうと、
ここはまさに「価値観のすり合わせ」のフェーズです。
「この家をどう位置づけるか」
「ここにどんな未来を描くか」
を、数字だけでなく気持ちも含めて話し合えると、
後々のトラブルを防ぐ “投資” になります。
住み続ける前に、もう一つ大事なのが 名義の話 です。
不動産の名義が故人のままになっていると、
将来売却したくなったとき
住宅ローンやリフォームの相談をしたいとき
などに、手続きが複雑になってしまうことがあります。
名義を変える手続きは「相続登記」と呼ばれ、
司法書士に依頼される方が多いです。
「誰かが住み続ける」ケースでよく検討されるのが、
住む人が 単独名義 になる
兄弟姉妹などで 共有名義 にする
という2パターンです。
単独名義のメリット(住む人1人の名義)
決めるべきこと(売却・リフォームなど)の意思決定が早い
将来、再び相続が起きたときに話がシンプルになりやすい
共有名義のメリットと注意点
「全員で持っている」という感覚がある
しかし、将来さらに相続が起きると
→ 名義人がどんどん増えていき、
→ 誰の許可が必要か分かりづらくなるケースもあります。
ここはまさに、
ご家族の関係性と価値観に深く関わる部分 ですので、
「私たちの場合、どう考えるのがよいですか?」
と司法書士や専門家に相談しながら決めていくのがおすすめです。